脳研究者は何を考えているか

糖鎖ラボの公開作業などに追われてしまい久しぶりの更新です。 脳科学の真実--脳研究者は何を考えているか (河出ブックス)作者: 坂井克之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/10/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 60回この商品…

死ぬ瞬間ー死とその過程

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)作者: エリザベスキューブラー・ロス,Elisabeth K¨ubler‐Ross,鈴木晶出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/01/01メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 169回この商品を含むブログ (101件) を見るE・キューブ…

毒と薬のひみつ

毒と薬のひみつ 毒も薬も使い方しだい、正しい知識で毒を制す! (サイエンス・アイ新書)作者: 齋藤勝裕出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2008/12/16メディア: 新書 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 1 毒と薬は科学的には…

脳が冴える15の習慣…ぼんやり頭をスッキリ晴らす!

本日は今話題のこの本です。脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)作者: 築山節出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2006/11/08メディア: 新書購入: 130人 クリック: 1,222回この商品を含むブログ (326件) を見る この本では、仕事ができ…

発達障害の子どもたち...発達障害にまつわる誤解と偏見を解く!

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)作者: 杉山登志郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/19メディア: 新書購入: 48人 クリック: 853回この商品を含むブログ (97件) を見る1、発達障害とは? 発達障害とは「子供の発達の途上においてなんらかの理由…

傷はぜったい消毒するな…生態系としての皮膚の科学

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)作者: 夏井睦出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/06/20メディア: 新書購入: 21人 クリック: 464回この商品を含むブログ (58件) を見る1.傷を治す二大原則 「傷はぜったい消毒するな」で紹…

遺伝子を味方にする生き方…生活習慣病は「愛のストレス病」

1.潜在情報 身体疾患や精神的失調の80%以上はビックバンから人への進化プロセスまでの(1)潜在記録情報、前世代から3才までの(2)潜在記憶情報および体を構成する原子や、さらにそれを構成する(3)素粒子の周波数パターンに起因する。 2.心傷…

常識はウソだらけ

1.定期健診を受けるのは止めよう(近藤誠氏) 体が元気で、自分でも健康だと思っている人が定期健診を受けると「血圧が高い」「血糖値が高い」「コレステロール値が高い」などと言われて医師はすぐに治療を始めます。しかし、健診後にこれ等の治療をしたと…

ガンで男は女の2倍死ぬ

1.性差医学の提唱 「男性と女性」の性差には、生物学的な意味での性差(セックス)と社会的・文化的な意味での性差(ジェンダー)があります。 この両者を区別する事は、病気における性差の解明に必要です。 2.性ホルモンの役割 生まれつきの生物学的な…

薬は体に何をするか//「あの薬」が効くしくみ…

1.現代人は薬なしでは生きられない 病気を治すために、健康に過ごすために、薬は処方され、服用される。しかし、薬は世界各国で何万種類も使用され、さらに毎年何千もの新薬が開発されています。 2.薬の成分はほとんど化学物質 化学物質は体内に入ると細…

数字でみるニッポンの医療 // 読者の疑問に答えて大好評!

1.医療費の負担 国民の多くは医療費の負担を重いと感じているが、諸外国と比べると実はかなり低い。OECD(経済協力開発機構)が発表した「ヘルスデータ2007」によると日本は全30ヶ国中22番目でGDP比では8%でした。しかし、この統計には含まれない差額ベッ…

医師の正義 // 医師の使命とは何か!?

1.病腎移植問題 宇和島徳洲会病院 万波誠医師を中心とする「瀬戸内グループ」による腎臓疾患を抱える患者の腎臓を摘出・修復し、より重篤な腎不全末期患者に移植する医療行為。救われる命も10倍に増える。 2.赤ちゃんポスト問題 医療法人聖粒会 慈恵病院理事…

「長寿食」世界探検記//健康に効く食材満載

1.脳卒中ラットを食事で回避 生まれて25週間目にほぼ100%脳卒中を起こす事に成功したラットでも、毎日の食事内容を変えると脳卒中にならず、天寿をまっとうできる。 2.塩分を摂取しても脳卒中を回避できた食事 野菜・果実に多いカリウムと食物繊維…

ヒトはなぜ病気になるのか//進化医学からのアプローチ

1.生活習慣病 ホモ属250万年の歴史のうち249万年は狩猟採集生活だったので、私達の体の基本設計はそれに見合うように出来ています。 最後の1万年での農業・牧畜生活とは 運動量 食物の種類の大小 余剰食料の有無 などが異なっています。つまり、運動不足と…

ばっちいもの健康学 いき過ぎた清潔志向に警告!!

1.「きれい」が危ない 「きれい好きすぎる環境」に住む私たちは「ばっちいもの」や「へんなもの」を排除しています。しかし、それらが地球上に存在しないと私たちは生きていけないし、精神的にも落ち着きません。 2.「ウンチ」のチカラ 赤ちゃんのアレル…

少食の実行で世界は救われる

1.「宿便」が万病のもと 宿便を排泄し、また溜めない様に予防するには、日常の食生活を「少食」にするのが秘訣である。 2.「少食」で遺伝子も若返る 白髪が目に見えて黒くなったり、いったん止まった生理が復活したなどの臨床例が多く、遺伝子も少食によ…

バカはなおせる / 脳機能の最高権威が語る!

1.脳幹の腹側被蓋野(ふくそくひがいや)を働かせる 腹側被蓋野は、軸索(じくそく)の末端からのドーパミンによって、やる気のみならず思考を司る「前頭前野」記憶を助ける「海馬」、筋肉運動を起こす「運動野」、筋肉運動を調整する「運動連合野」の働き…

心と体の不調は「歯」が原因だった!

1.歯は心身を支える主柱 皿回しで例えると、歯に当たるのが上顎(あご)歯列から上の頭部、棒に当たるのが下顎歯列を含めた下顎骨、脊柱(せきちゅう)、脚部です。この皿と棒の接着点とし調整しているのが歯になります。2.歯列不正や咬合(こうごう)不良…

心臓病・糖尿病・がんの原因は「慢性炎症」だった!

1.生活習慣病は「慢性炎症」が原因で発生 炎症性物質(エイコサノイド)が多くなると急性炎症から慢性炎症に移行。そして血管、組織、神経細胞などを長期にわたって傷つける。 2.「慢性炎症」増加の原因は食生活の変化 炎症を促進する、植物油、マーガリ…

生物と無生物の間 / 生命を題材にしたノンフィクション科学ミステリー

本日の本は変り種。 1.歴史の間に埋もれた天才科学者 遺伝子の本体はDNAと世界で最初に気がついた、オズワルド・エイブリー。DNAのらせん構造を証明したロザリンド・フランクリン。 2.原子が秩序を生みだす時 生命現象に必要な秩序の精度を上げるために…

がん治療総決算 / ガン治療の妄説に警鐘を鳴らす

今月はピンクリボン月間なのでこの一冊。 1.手術に対いて 手術をすると「部位の機能低下」や「合併症」「後遺症」が発生しますので、出来るだけ「全摘出」ではなく「一部を温存」する手術を選択すると術後の症状は緩和します。 2.抗ガン剤治療に対して 抗ガ…

神の手のミッション福島孝徳 / 全てを患者さんに捧げた脳外科医

1.神の手のミッション 脳外科は学問や研究ではなく、目の前の患者さんを救うこと。全力を尽くして患者さんを助けるのが、私の人生でありミッションである。 2.手術用具の考案 完璧な手術には完璧な用具が必要だから、福島孝徳は超精密鍵穴手術を可能にす…

生命のバカ力 - よい遺伝子をONにすれば可能性が大きく拓ける

1.遺伝子の97%は眠っている 意外にも遺伝子のうち3%前後しか通常はONになっていない 2.良い遺伝子をONにする 遺伝子は自律的にON/OFFする場合と刺激や環境の変化によってON/OFFする場合がある 3.笑いは副作用のない最良の薬 遺伝子の働きは可変的で…

内臓が生み出す心 - 脳中心の人間観を見直す画期的な主張

この本では生命の本質と言える心や精神は腸管内臓系に存在すると主張。 1.心の源は細胞の発生するエネルギー心肺同時移植を受けた患者がドナーの性格に入れ替わるのは、心が内臓に宿る証拠ではないか。 2.脳細胞を移植しても人格や心は不変 脳の神経細胞…

免疫革命 - 現代医学の盲点にメス3つの読み所

記念すべき第一回は「免疫革命」この本は現代医学の盲点にメスを入れた脅威の本です。 1.免疫力の科学化 抽象的な概念であった免疫力を具体的に科学的に立証。目から鱗です。 2.自律神経のダイナミズム 自律神経が白血球(リンパ球と顆粒球)を支配している…